あなたは さんの女?ちゃんの女?

※写真は最近読んだ本の表紙です
問題です
1:「さん」の女、「ちゃん」の女 と聞いて何か感じますか?
2:あなたは お友達、ダーリン、家族、同僚、先輩からあなたはなんて呼ばれることが多いですか?
中島さん?中島ちゃん?
道子さん?道子ちゃん?
さん と呼ばれますか?ちゃん と呼ばれますか?
職場では ちゃん? 友達には さん?
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先日、ちょっと調べ物がしたくて、静岡市立御幸町図書館へ寄りました
ウロウロしていたら、なんだかきれいな装丁に惹かれて借りたのが、この衿野未矢著の「さん」の女、「ちゃん」の女です
最初はタイトル的に軽めかなーと考えていたのですが、案外深かった
前述の問題「1」の答えとして、このタイトルに興味を覚えた方、あなたは「さんの女」度が高いといえるでしょう
「は?なにそれ?別に関係なーい」という方は「ちゃんの女」度が高いといえるでしょうね
(度数を知りたい方は本書内にチェックリストが載っています)
ちなみに私は1については、どうでもいいと思ったし、
2については職場では「さん」が多く、友達からは「ちゃん」が多いです
ま、この場合で言えばちゃんぽんですね
あたしって結局どっちつかずだなーと落胆したのですが、本書の目的は どちらかに分類することではなかった んです
結論として「さんの女」か「ちゃんの女」を使い分けていくことが女性としての幸せを手にできるみたいよ!と言っています
かつてこの著者は完全な「さんの女」だったようです
しかし「さんの女」に偏っていたがために、壁にぶちあたり「成れの果て」を経験してしまったんです
でも、そこから抜け出て女性として人間として幸せになりたい!という強い気持ちが芽生え、
何が自分と幸せそうに見える女性が違うのか、という観点で観察しつつ分析をしてみたら、
女性には「さんの女」「ちゃんの女」の2種類があるということをつきとめたそうです
支障なく社会生活できている女性たちは、おそらくどちらの要素も持っていて、それを臨機応変にうまく使い分けている、ということだと思います
ただ「個性」としてどちらかにしか属さない人も時々いる…まわりにこのような「純度の高い」方がいると、周りへの影響力が大です(たとえば、上司だとか…お姑さんだとか)
私は比較的「さん」度が高いめともいえますが、先週いつもならがんばるところ、やっぱりどうしても気乗りせず断ったことがありました
その出来事のあとに、この本を読んだら、危ない危ない!
またまた「さん」の度数を上げてしまうところでした
あーよかった
結果としてこの本でいうところの「ちゃん」度を上げることに成功(自己申告)しましたよ!
何があったかというと、私はまだ一人で東京首都圏内を車で運転したことないんです
前日まではまた自分の可能性を広げてみよう!と意気込んでいた(「さんの女」らしい思考回路)んですが、でも本当は「ちょいムリ

しかーし今回「ちょいムリ」を採用しましたぁ
一緒に出かける人に「ちょいムリなため、新幹線かバスで行かせてほしい」と素直に言えました
そしたらあっさり「うん じゃぁそうしよう」って~
なーんだ!よかった!
ちなみに著者は静岡県生まれだそうです。
他にも依存症や暴力などの問題をテーマに執筆しているようです
興味があれば、ぜひどうぞ
多分3時間もあれば読めてしまいますよ~
衿野未矢(エリノミヤ)http://www.erino.jp/