ふわりはらりさらり

この映画…短観ぽかったのにムービックスで上映していたんだよなぁ

「昭和」「学生運動」「闘争」「三島由紀夫」「ノンフィクション」
このキーワードが並んだら、じっとしていられない夫
私は大好きな　妻夫木聡　と　松山ケンイチ　というキャストに
惹かれてついていきました

平日の夜、映画館は私たちとあと１人…３人しかいませんでした
映画を観終わって夫は「いやー、久しぶりにおもしろかった」と
正直私は途中眠くなっちゃって「？？？」
なぜ、この実話が映画化されたのかが理解できなかったんだもん

結局主役の若き新聞記者が甘ちゃんだった、っていうだけのような？

ただ、彼ら若い俳優を囲むベテラン俳優の演技のうまさといったら！（上から発言ですけど）
まるでドキュメンタリーみたいだった
あとで調べたら、ほとんどが舞台俳優さんらしく
テレビでは見かけることがない方ばかり

それにしてもただ「おい、コーヒー」って言うだけのセリフが？
普通に目の前にいる会話みたいだったなぁ
演技、ってすごいんだなぁと初めて感じたのは収穫

それと　マツケン
彼も上手ってことかなぁ
彼って不思議ですよね
カッコよかったり、カッコわるかったり
でも　ぴったりの役でした
いる、いる！って思ったもん

本当は薄っぺらいんだけど、どこかカリスマ性があって人を魅了しちゃう
彼自身は一生懸命なんだけど、考えがクルクル変わる
最初は興味を持ってやってくる人も、しばらくすると離れていってしまうんです

最後は警察までお手上げになるシーンは面白かったです♪

さてこの日、自宅に戻った夫は、書斎（風）で何やらゴソゴソ
そう、この映画で出てきた事件を調べていたのでした
眠っていた私、深夜に起こされ「これだよな？」と念を押され…
「う、うん」というのが精いっぱいでした
どうやら彼は楽しかったらしく、それからしばらく起きていたようです
まぁ彼がそんなに面白かったんならイイデス、それで

こんなふうに上記のキーワードに心が躍る及び若かりし頃
新聞記者になりたかった男子はぜひ！